ブランド力のある会社になるために/会議運営の改善と課題設定 【有限会社アポロ情報工業様】

outline ― コンサルティングの概要 ―

自社開発商品の本格展開を前に社員数を増やしたアポロ情報工業様。規模を拡大しただけでなく、一昨年前に代替わりしたこともあり、企業として次のステージに上がりました。
そうした中、社長とはどうあるべきか、いかにして新組織の組織力を向上させ、業績アップを図っていくかを考えました。茨城県の支援事業は1年間という期間が区切られていたため、スタートから9ヶ月は組織の構成員としての社員一人ひとりの体力強化のためのセミナー、その後の3ヶ月は課題を明確にするための定例会議に力を入れました。
結果、社員全員のベクトルが整い、社内がまとまりました。すでに自社開発商品の追加受注という形で成果が出ています。

contents  ― コンサルティングの内容 ―

  • 定例会議の観察と問題点抽出
  • グループ議論・会議運営改善
  • 課題設定

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result ― コンサルティングの成果 ―

  • 社内のベクトルが1つになる
  • プレゼン力向上により自社開発商品「KOSEKIガイド」の追加受注6台

interview ― インタビュー ―

代表取締役 岩永美香 様

「言いづらいこともズバリと言ってくれました。」

???コンサルティングを受けた経緯をお聞かせください。

当社の前身は岩永情報工業。父が初代、母が2代目でした。平成25年に社名を現在のアポロ情報工業に改め、平成26年の4月から私が社長に就任しました。
私の前職は水戸市職員。戸籍係長の経験を生かして、市町村の戸籍や住民基本台帳に関わる約50項目の受付事務を簡便にこなすソフトウエア「KOSEKIガイド」を発案しました。私も発案者として開発に加わり、技術スタッフがよく応えてくれて高評価を得る製品ができあがりました。
当時、社員数は4?5名ほど。その後、多くの利益を上げるために大幅に社員数を増やし、現在は14名の社員がいます。
人数を増やしたことで、会社としては「組織」というものを考える段階に、また私自身は「社長」のあるべき姿について考える段階に入りました。業績アップを図るには組織力を強化し、「アポロ情報工業といえばコレ、コレといえばアポロ情報工業」と社員も含めて誰もが納得するブランドづくりに挑戦しなければなりません。
また、業界の特徴ではありますが、当社の社員もほとんどが男性です。女性も働きやすい会社にして、男性にも女性にも「魅力ある会社」にしたいという思いもありました。
そんな折りに、木下さんから県の「処遇改善プロセス支援事業」を紹介され、コンサルティングを受けることにしました。」

???どのようなコンサルティング内容でしたか?

今回の事業は1年間と期限が決められていました。はじめの9ヶ月は平野祐子トレーナーによるセミナーが中心でした。これが実に細かい内容で私はじめ社員全員が悲鳴をあげるほどでしたが、おかげで社員には組織人としての体力がつきましたし、私も社長としての使命に開眼したと思っています。
今では笑って話せますが、当時は社員の前で社長の私がへたり込みたくなるくらいに厳しいセミナーでした。実は社員が私をかばって発言するほど。でも、言いづらいことを本当によく言ってくれたと思います。「自信を持ってわがままにやりなさい」と檄を飛ばしてくれたことに今も感謝しています。あれで覚悟が決まりました。
次の3ヶ月は木下さんの誘導、ファシリテートで定例会議。社内ミーティングですね。こちらは講習を「受ける」のではなく、自由に「自ら考える」時間でした。木下さんが男性だったことで、社員も受け入れやすかったようです。

「外の風を入れてこそ社内がまとまる。」

???定例会議のファシリテートは3ヶ月間。どのような内容でしたか。

セミナーと違い、何かを教えてくれるわけではありません。会議の中では進行役、タイムキーパー、記録係など役割を社員が分担し、主体的に進めていきました。目的は課題の明確化とその解決策の模索です。発言に慣れていない社員も多いですし、果たしてまとまるのだろうかと心配でしたが、木下さんのファシリテートは絶妙で誰もが波に乗れました。
木下さんは、やはり話しやすい雰囲気があります。コンサルティングというと「部外者」ですから反発されることも少なくないと思うのですが、木下さんは求心力があるのではないでしょうか。社員たちが素直に受け止めていました。それは自分で気づくように誘導してくれるからだと思います。

???具体的な成果について教えてください。

社内がひとつにまとまりました。社員一人ひとりの目標の先にある組織としての大きな目標を全員が意識できるようになりました。20代の若い社員たちもディスカッションを越えて、組織の課題を自分のこととして捉えることができているようです。やはり、外の風を入れてこそ、社内がまとまります。
平野トレーナーのセミナーのおかげでプレゼンのスキルが向上し、「KOSEKIガイド」を新たに6台追加受注に成功しました。県内にとどまらず、県外からの発注もあります。
さらに、グループリーダーの育成、若手の育成に力を入れたことで、意識づけされ、次の目標設定までできるようになっています。

「信用、技術、売上の3拍子そろって、
企業の『成長』と呼ぶ。」

???今後の展望についてお聞かせください。

現在は技術スタッフを社外に出向させての案件が多いですが、今後は社内に仕事を請け負って、チームで取り組む案件を増やしていきたい。そのときに鍵となるのが、ブランドです。当社の強みを明確化してアピールしていきたいと思います。
信用、技術、売上の3拍子がすべてそろって向上してはじめて企業として成長できたと言えるのではないでしょうか。
中小企業ではありますが、1人あたりの給与では大企業に勝てる可能性はあります。当社の場合は「KOSEKIガイド」500台で大企業を追い越します。将来的には2,000台を目標にしています。他県の市町村へと水平展開も実績をあげることができました。まったく夢ではありません。この夢を持って大きくやっていこうと思います。

???勇気がわいてくるお話です。本日はありがとうございました。